隣に居るからね

彼が腰痛でしばらく家に滞在していた時、私は彼の前で大泣きしたことがある。 結婚している時も、離婚してからも、夫や彼氏がいても、ずっと私は一人ぼっちだった。いつも明るく元気に振舞う私は、どんな時でも大丈夫な人と周囲から思われ、それはストレスで肺炎や胃潰瘍になった時でさえ、同僚や上司から病気のキャラじ... 続きをみる

心置き無く話せること

もしかし、チューリップの財津さんて福岡の人？ そうだよ！ どおりで！ 彼の口調は、財津さんように優しく、さらに喋り下手にした様な感じだということに気づいた。本来お喋りな人なのだけれど、話し上手ではない事を自覚しているか、外ではあまり話さない様にしているようだ。 デートの初日、彼から 「母親以外でこ... 続きをみる

久々のデート

今日は、久々のデート。 外で会う時は、それぞれの駅から10分電車に乗ると中間地点の乗換駅があり、誰かに遭遇する可能性が一番低いその駅で会うと決めている。 これまで毎日電話で話してはいたものの、２週間も会わなかったことはなかったので、本当に嬉しくて、見つめてしまう私に、彼は照れて目を合わせてくれなか... 続きをみる

都営地下鉄浅草線

切子模様のすりガラス、七宝つなぎに青海波柄のシート、浅草線に因みに作られたであろう提灯や歌舞伎の隈取や花火柄等が織り込まれているブラインド、これらは、オリンピックに向けて新装した車両なのでしょう。 この様な素晴らしい車両を、是非海外の皆さんにも、見て頂きたいものです。

ソウルメイト！？

初デートの3日後、まだ２度目のデートも済んでいないのに、温泉旅行に誘われた。 少し悩んだものの 「いいですよ」 と返事をした。彼は、断られるかもしれないと思いつつ既に予約をしていたそうだ。 私がOK をしたのは、彼が何を思ってのことかがわかったから。 彼は私とのやりとりの中で相性の良さを感じた様だ... 続きをみる

信頼感

初デートからさかのぼること4日前、実は、サイトを退会していた私。 もう1度仕切り直してやり取りをしてもらえないかと彼に言われて以降、やり取りはサイトではなくラインに変わったけれど、彼はいつも礼儀正しく、丁寧で、言葉を選んで返してくれた。そしてその何とも言えぬ心地よい間合いのやり取りは、日を追うごと... 続きをみる

初デートの夜

彼は、全て予定通りと後に言っていたが、２度目のデートのお誘いは、初デートの夜。 次回の予定を決めておきませんか？というお誘いに、私は直ぐにOKをした。 それは、彼がサイトに登録して丁度１月経った頃で、私にとっては、登録から11日目の事だった。

日常

世界中がコロナに怯え、当たり前だった世界の往来が出来なくなった。 ジリジリと照りつける太陽に、マナオパンやマプラオパンが恋しくなる。 あぁ早くバンコクに戻りたい。

新盆

彼が帰るとき、 「来週も来るつもりだけど…。」 「うん、お盆だからね、大丈夫。」 コロナ渦中、集合をかけるのはやめたけれど、子供達が新盆に戻ってくるかもしれないとのこと。 「一周忌はどうするの？」 「まだ決めてない」 「早く決めた方が良いよ。お寺の都合もあるから」 「わかった」 2週間程前、彼とこ... 続きをみる

今を大切に生きる

週末前に急遽お休みを取り、彼のお出かけに付き合い外出。 途中親戚の家に寄った私を、夜迎えに来てくれ、「お茶でも如何？」という叔母の提案に快諾し、叔母との対面を果たした彼。私の親戚宅に、嫌な顔１つせず30分以上笑顔で談笑できる彼の株が、また上がった。そして、「また行きたい時はいつでも連れてきてあげる... 続きをみる

今だからこそ

ある時、 「僕達は今だから互いの良さが分かるんだよ。もし２０代だったら、君は僕のことを見ようともしなかった…」 と言われた。 学生時代、プロポーズしてくれた当時の彼が田舎に戻らなければならなかった、というただそれだけの理由で私は別れを告げたことがあった。そして、今はこちらで暮らす彼も、一度は奥さん... 続きをみる

信頼

二人が出会ってから変わらないこと、それは二人の時間。 最初は、文字だけのやり取り。 やがて文字＋声のやり取りにかわり、 留学先から娘さんが帰国してからは、それもかなり減った。 誠実な彼は、娘さんに気づかれない様淡々と日々を過ごし、週末に仕事へ行くと家を出て二人で過ごす。 そんな努力を続けてくれてい... 続きをみる

第一印象　その２

暫く話していくうちに、 彼は、お付き合いをする前提 私は、先ずはお会いしてから考えたい… と二人の温度差があることに気づいた。でも何故か、一緒に居ることに違和感がなく、何とも心地良い。 ランチをして、予定通りのコースを散策。 「夕食の予約までに時間があるので、ドライブしましょう」 といわれ、彼が夜... 続きをみる