GoGo婚活

理想のパートナーと一緒に暮らす日を夢見て

Qさまへの手紙

今年も終わりに近づいてきました。

今年は世界中がころなに振り回され、人々がウィルスという敵の前では何もできないという事が露呈した年になりました。


そんな一人でいる事には限界があると思った中で、私達は出会いました。Qさまはとても紳士的で優しく、私には勿体ないくらいの方で、幸せを沢山頂き、ありがとうございました。本当に感謝しています。


しかし、友人の中には、私達がお付き合いすることに賛成は出来ない という人達が少なからずおりました。恐らくその人達は、私が時折泣いていたことに気づいていたからだと思います。


Qさまはご自身ではお気づきではないかもしれませんが、いつも【うちの】と呼ぶ奥様の影を探していらしていらっしゃいました。

私が手に入れることの出来なかったご夫婦の姿は、時に羨ましくもあり、お幸せな時間を過ごされたお二人のこと、微笑ましくもありました。


ただ、正直なところ辛かった。

貴方に【お宅】と呼ばれ、私はQさまの何だったのかなぁと悲しくて涙をこらえるのに必死でした…

考える度胃が痛くなり、涙が沢山溢れ、真っ赤な目で通勤することもしばしばありました。大好きでなければ、こんなに悩むこともなかったのです。

ここは、我慢するところと自分に何度も言い聞かせ、心の狭い自分を情けなく思いました。

奥様とご夫婦だったことは、変えられない過去で今は違うからと、自分に何度も言い聞かせ気持ちを切替えて次へ進もうと頑張っても、また同じことの繰り返しでした。


きっと、貴方が探していたのは、笑って話を聞いてくれ、助手席に時々座り一緒にドライブに付き合ってくれるお相手だったのですね。

そういう意味では、私は失格です。

勝手に勘違いして、大好きになっちゃったのですね。ごめんなさい。


貴方は、本当に良くしてくれました。

私が一言でも誰かの曲がイイねそういうと、必ずそれを次に会う時にはCDを手に入れ、持ってきてくれましたね。

私が 竹内まりあのコンサート行きたいね というと、先行予約のためにDVDを買い、再生のためのデッキまで買って持ってきてくれました。今週は、コンサートのチケットが当たったので、行かれるよ!と言ってくれました。どんなにあなたが尽くしてくれても、私の心は晴れません…貴方が誠意を持って接してくれているのは、百も承知していますが、お金では無いのです。亡くなられた奥様の影を探している人と、どう接したら良いのでしょうか。

私はこの先どうしたら良いのか決めかねています。