GoGo婚活

理想のパートナーと一緒に暮らす日を夢見て

運命のバトン

写真もない、プロフィールも数項目しか記入していない私に、彼は一体どういうつもりでイイネ!をしてきたのか、悩んだらしい。でも、これにはきっと彼女の考えがあるはずと思い、【マッチング成立】のボタンをClickしてくれたそうだ。

今となっては、その少なすぎる情報からよくぞ私に連絡をしてくれたと、彼にはとても感謝している。


【写真を下さい】と言わなかった彼には、できるだけ速やかに丁寧なメールを返し、私達のやり取りが始まった。やり取りを始めた2日後、彼から突然退会する旨のメールが届いた。それまでの私達のやりとりは上手くいっていたつもりだったので、これはきっと特定の人ができたのだと理解し、祝福メールを送ることにした。すると、直ぐに相手が出来ての退会ではない旨のメールが届き、理由を書いてくれていた。

もう少し話してみたかった私は、退会されることを残念に思うと正直な気持ちを書き記し即返信した。

そこまでの所要時間はわずか数分のことだったと思う。


その時彼に何が起きていたかというのは、また別の機会に説明することにして、そこから私達がお付き合いすることになる鍵となった運命?のメールのやり取りが30分程あり、彼は退会手続きを撤回するという処理をすることとなった。

私にとっては、庭の草むしりの合間の休憩に起きたほんの一瞬の出来事で、休憩をとらなかったら、スマホを見ていなかったら、出会うことはなかった。


もしかすると、出会いなんてそんなものなのかも知れない。

偶然と呼ばれる出来事は何もなくて、出会いも別れも最初から決まっていて、実はこの瞬間に彼の奥様からバトンを受け取ったと私は思っている。

容姿優先

マッチングサイトで、自分の写真を載せないことが正解かどうかは、わからない。ただ私は、外見から始まるという事に強い抵抗感をもっていた。


最初に断っておくが、私は容姿端麗ではない。ただなぜか、私の顔が好きと言うところが始まりで付き合う事がほとんどだった。でも実のところ、その事には嫌悪感すら覚えていた。


そしてマッチングサイトにおいて、初期段階で、【写真】の提示を求められたら、即終了にすることに決めていた。

出会い


その日は、直ぐにやってきた。

マッチングサイトに登録した2日後、自己紹介文からにじみ出る真面目さと人の良さ

を理由に私から 

イイネ! 

をClickしてみた。


マッチングサイトに登録した際、私が記入したのは、ほんの数項目のみ。写真もお花1枚のみ。自己紹介文をどう書くかで悩んでいたというのは確かだけれど、相手の方に

【きちんと向き合う意志が有る】

のかを確かめたかったから。